今年のお題は「語」 皇居で「歌会始の儀」

12日、皇居で新年恒例の「歌会始の儀」が行われた。
天皇皇后両陛下や皇族方が出席される「歌会始の儀」は、約2万首から選ばれた10人の入選者も参加し、今年は「語」というお題で行われた。入選者や皇族方の歌に続き、両陛下の歌が披露された。
天皇陛下は、「語りつつ あしたの苑(その)を歩み行けば 林の中にきんらんの咲く」と、皇后さまと皇居を散策しているときに、珍しいキンランの花を見つけたことを詠まれた。
また皇后さまは、「語るなく 重きを負(お)ひし君が肩に 早春の日差し静かにそそぐ」と、象徴天皇としての重責を果たしてきた陛下を「君」と表現して詠まれた。
来年の歌会始は、天皇としての陛下の最後の出席になる予定で、お題は「光」。