ＳＮＳで受けのいい、おしゃれでかわいいといったことなどをさす「ＳＮＳ映え」。その「ＳＮＳ映え」がするとして、さまざまなスポットが注目されている。人気のスポットを取材すると、そこには、おしゃれでかわいいだけじゃない、意外な理由があった。

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■語学学校の“壁”でカシャッ♪

東京・千代田区ビルが建ち並ぶ通りで、ひときわ目を引くピンク色の建物。実はここ、フランス語や英語が学べる語学学校。その壁が、若い女性たちの間でＳＮＳ映えする場所として人気となっている。

女性誌の撮影に使われたり、去年８月には人気女性アイドルグループ・乃木坂４６のＣＤジャケットとして使われた。ＳＮＳ映えするスポットをまとめたランキングでは７位にランクインしている。（２０１７年ＳＮＳ映えスポットランキング・観光情報サイト「スナップレイス」発表）


■ランクインが話題に

そのランキングには、４位から６位には長崎のバス停や神奈川の渓谷が選ばれ、上位には、寺や神社などがランクインした。これらのスポットはネットでもそれぞれ話題に。

～「インスタ映えスポット」ネットの声～
「１位は八坂庚申堂なんだって」「江川海岸の写真のせときます」「三光稲荷神社に来ています」

あまり耳慣れないスポットが名を連ねたこのランキング。上位に付けた場所は、いったいどんな所なのだろうか。


■人気は“付加価値”スポット

ランキングで３位となったのは、愛知県犬山市の三光稲荷神社。一見ごく普通の神社だが…。境内には、ずらりと並んだ鳥居の先にハート形の絵馬がたくさん。このハート型絵馬が、ＳＮＳ映えするとして人気となっている。

大阪から訪問「インスタグラムで見ててかわいいなと思って来ました」

愛知県内から訪問「（ハートの絵馬を）飾りました」

ＳＮＳ映えをするかわいい写真を撮るだけではなく、願い事をすることもできるとして人気が集まっている。

ランキングを発表した観光情報サイトを運営するスナップレイスは、写真を撮るだけではない付加価値のあるスポットに人気が集まっていると分析している。


■ランクインスポットの“悩み”とは

ランキング２位は、絶景が有名なボリビアのウユニ塩湖に似ていると言われている千葉県の江川海岸。時間の経過ともに変わる幻想的な景色が撮影できるスポットとして、２年連続で上位にランクイン。

そして、今回１位となったのは、京都にあるお寺・八坂庚申堂。境内には至る所に色鮮やかな玉のようなものが飾られている。

着物姿の女性「書きました。お願い事」

ここでも、願いが込められたカラフルな御守りと写真を撮るのが人気に。多い日には約３０００人が訪れるという。さらに、多くの人が着ているのは着物。ここでは、着物を着て和を体感しながらＳＮＳ映えする写真を撮ることができる。

しかし、ある悩みも…。

お参りなどをせず、写真だけを撮って帰る人も多いというのだ。

八坂庚申堂・奥村真永住職「（写真を）写されるだけの方が多いですね。信仰の気持ちがちょっとでも湧いたらいいなとは思います」


■今年は“ムービージェニック”人気に？

一方、今年人気を集めそうだというのが、東京・池袋にある都内を一望できる展望台。サンシャイン６０展望台の「スカイサーカス」では、景色だけではなく、四季の移ろいが映像で映し出される空間などを体感することができる。

スナップレイスは、おしゃれでかわいい動きのあるものを動画で撮影してＳＮＳに投稿する“ムービージェニック”が流行し、それを撮影できる場所が人気になると予想しているという。


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★２０１７年ＳＮＳ映えスポットランキング

第１位　八坂庚申堂（京都府京都市）
第２位　江川海岸（千葉県木更津市）
第３位　三光稲荷神社（愛知県犬山市）
第４位　フルーツバス停（長崎県国道２０７号線沿い）
第５位　高輪プリンセスガルテン（東京都港区）
第６位　ユーシン渓谷（神奈川県足柄上郡）
第７位　アテネ・フランセ（東京都千代田区）

（観光情報サイト「スナップレイス」発表の１位～７位）