拉致被害者の家族、安倍首相に改めて訴え

北朝鮮による拉致被害者の家族が安倍首相と面会し、「これ以上我慢ができない」などと、今年中に被害者を救出するよう改めて訴えた。
拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表「(被害者も家族も)これ以上我慢ができない状態になっております。(解決に向けた)実質的な協議を行えるよう、ぜひがんばっていただきたい」
25日午後、安倍首相と面会した拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(79)は、今年中に全被害者を救出するため、北朝鮮と実質的な協議を行うよう政府に求める運動方針を手渡した。
家族会などは去年、家族や被害者の高齢化が深刻になっているとして、年内の解決を求めていたが実現しなかった。
飯塚代表は、「苦しいが、解決するまであきらめるわけにはいかない」と切実な思いを語った。