水道管破裂で大規模断水 復旧のメド立たず

先週の寒波により水道管が破損するなどして日本海側の一部地域で断水し、新潟県佐渡市では30日午前8時現在、約4000世帯で断水が続いている。
最大で1万世帯以上が断水した佐渡市では、水量が回復し、一部で給水が再開したが、30日午前8時現在、3970世帯で断水が続いている。市では給水所を19か所に増やし対応にあたっている。断水の影響で休校していた市内の小中学校は全校で再開した。
佐渡市では水が漏れた場所の把握を進めているが、完全復旧の見通しは立っていない。
一方、石川県の能登地方でも、水道管の破裂などによる大規模な断水が続いている。
30日午後4時現在、断水や水が出にくい状態となっているのは、輪島市の2040世帯を最高に能登の3市2町で計約6000世帯にのぼっている。このうち、輪島市では午前7時に県を通じて自衛隊に災害派遣を要請した。
現在、各自治体では水道管の修理にあたっているが、復旧のメドが立っていないところも多くある。