京都大学で入試出題ミス 17人を追加合格

京都大学でも去年の入試問題に出題ミスがあったことがわかった。大学は1日、会見を開き、17人を追加合格にすると発表した。
出題ミスがあったのは、去年2月に実施された2次試験の物理の「音波」に関する問題で、「問い」の条件設定が不足していて、正解を導けなかったという。
このミスで、本来合格していた17人が不合格となっていたほか、11人は合格したものの、希望の学科には進めなかった。
問題は大学の教員14人によって11回の会議を経て作られ、試験当日には、問題作成に関わっていない教員もチェックしていたという。
大学は対象者の入学を認めるとともに、浪人していた受験生の予備校費用や、他の大学への入学金の補償なども検討しているという。
大学は今後、採点時に予備校などが公表する解答例を参照するなどして、再発防止に努めたい考え。