“事実上の偵察衛星”搭載のH2A打ち上げ
政府の情報収集衛星をのせたH2Aロケット38号機が、27日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは無事、成功した。
H2Aロケット38号機は、27日午後、種子島宇宙センターから打ち上げられた。今回、ロケットにのせられたのは政府の情報収集衛星で、事実上の偵察衛星。日本の安全保障を脅かすものを宇宙から監視する。
打ち上げから約20分後、衛星は所定の軌道で切り離され、打ち上げは無事、成功した。
内閣衛星情報センター・木野村謙一所長「残念ながら、我が国を取り巻く物理的な安全保障環境は非常に厳しい。性能の良いものを1つでも2つでも増やして、情報収集手段をより効率的・効果的に運用して、皆さんの負託に応えていく」
H2A、H2Bロケットは、あわせて38機連続の打ち上げ成功となり、成功率は97.7%になった。