“虐待疑い”児相通告 13年連続で増加

去年1年間に、虐待の疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した児童の数が、前年から1万人以上増え、6万5000人を超えた。
警察庁によると、去年1年間に全国で、虐待を受けた疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した児童の数は、6万5431人にのぼった。前年から1万1000人以上増え、統計をとりはじめて以来、13年連続での増加。
心理的な虐待がおよそ7割を占め、身体的虐待はおよそ2割だった。また、58人が虐待によって死亡したほか、生命の危険があるとして緊急に保護した児童は5年連続で増加し、3838人にのぼった。
虐待について社会の関心が高まり、地域住民からの通報で発覚するケースが増えているという。