藤井聡太六段「師弟対局」まもなく終局へ
将棋界で史上初の29連勝を達成。さらに「スピード昇段」も果たした藤井聡太六段。8日は午前10時から師匠である杉本七段と公式戦初の「師弟対局」に臨んでいる。まさかの「指し直し」もあり、2人の対局は午後5時50分現在も続いている。関西将棋会館から中継。
対局開始から3時間以上がたった午後1時18分、指し直しとなる「千日手」が成立。30分の休憩をはさんだ後、先手と後手を入れ替えて最初からやり直しとなっている。
千日手という耳慣れない言葉だが、将棋のルールとして存在している。同じ局面が4回、繰り返しとなった時点で千日手のルールが成立。記録係が用意しているタブレットで棋士に示すこともあるそうだ。
やり直しの対局が現在続いているが、関係者によると、もうすぐ結果が出るという。将棋の世界では師弟対決で弟子が勝つことを「恩返し」と呼ぶそうだ。将棋界の歴史を塗り替え続ける天才棋士の「恩返し」となるのだろうか。まもなく、終局を迎えそうだ。