「千日手」経て…藤井聡太六段、師匠に勝利
師弟対決となっていた藤井聡太六段と杉本七段の対局。藤井六段の勝利が決まった。
公式戦で初となる師匠・杉本昌隆七段との対局に臨んだ藤井六段。対局開始から8時間以上が経過した午後6時すぎ、師匠である杉本七段が投了し、藤井六段の勝利となった。
午前10時から始まった対局は「千日手」となり、午後から先手と後手を入れ替えて指し直しが行われるなど、一進一退の攻防が続く熱戦となり、午後6時20分、111手目で決まった。
将棋界では弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と言うそうで、藤井六段が師匠に「恩返し」できたことになる。また、29連勝の記録をもつ藤井六段だが、この勝利により連勝記録を再び「14」にまで伸ばしている。