新燃岳 警戒範囲「火口から4キロ」に拡大

爆発的噴火が続く霧島連山の新燃岳は火山活動がさらに活発化する恐れがあるとして、警戒範囲が火口から4キロに拡大された。
新燃岳では、10日未明から爆発的噴火が相次ぎ、噴煙は今月1日からの噴火の中で最も高い4500メートルまで上がり、大きな噴石が火口から1800メートルまで飛んだ。
これを受け気象庁は、今後、火山活動がさらに活発化する恐れがあるとして、これまで火口から3キロだった警戒範囲を4キロに拡大した。噴火警戒レベルは3が継続している。
新燃岳の西側にある鹿児島県の霧島市では、10日朝から、火口から4キロ付近の県道に立ち入りを規制する看板を設置した。現在、4キロの警戒範囲の中に住んでいる人はおらず、自主避難も行われていないという。