“無資格検査”国交省が対策を取りまとめ
日産自動車などで完成した車両の検査が無資格の検査員によって行われていた問題で、国土交通省は立ち入り検査を原則、抜き打ちで行うなどの対策を取りまとめた。
この問題は去年、日産やスバルで、完成した車両の検査が無資格の検査員によって行われていたことが相次いで発覚したもの。これを受け、国土交通省は、有識者らとともに完成検査制度の見直しに向けた議論を進めてきたが、20日、対策を取りまとめ、公表した。
具体的には、完成検査を行う検査員の資格をどのように定めているかや、検査の方法について、自動車メーカーはこれまでより詳しく国に報告することが求められるようになる。また、完成検査が適切に行われているかどうか確認するための立ち入り検査は原則、抜き打ちで行われることになる。
国土交通省は対策を速やかに実施し、不適切な検査の再発防止につなげたいとしている。