「練習時間は午前3時」パラアイスホッケー

NPO法人「D-SHiPS32(ディーシップスミニ)」の代表理事・上原大祐氏。平昌パラリンピック、パラアイスホッケー日本代表でもある上原氏は、生まれながら二分脊椎症という障害があり、車いす生活を送りながらも19歳で競技をスタートした。
バンクーバー・パラリンピックで銀メダル獲得に貢献した後、一度は引退したものの、平昌のために現役復帰を果たした。また、障害のある子どもがスポーツや夢に挑戦できる環境づくりにも取り組んでいる。
――パラリンピックでいろいろ課題が見えてきたそうですね。
そうですね。一番は、我々パラアイスホッケーの競技の平均年齢が41.9歳ということで、だいぶ高齢化してきているところがあるんですが、ただ普及ができてないかというと、意外と全体としてはそうではなくて、今回メダリスト4人いるんですが、その2人が前からずっとやっていた人たち、2人がわりと若手といったところで、しっかりと世代交代もできてきていると感じたいい大会でしたね。
――パラアイスホッケーは世代という意味ではどうなんでしょう。
これは残念ながらまだまだで、そこが一番の課題で、練習時間が夜中の3時とかなんですよ。
――遅いんですね。子どもたちは参加できない?
そうなんです。といったところで、もうちょっとリンクの予約だとかを改善していかないと、若手が育っていかないかなと思っています。
――今回のパラリンピックは課題が見つけられたということですか。
はい。
【the SOCIAL guestより】