「社会課題の解決」を“デザイン”するとは

コミュニティデザイナーの山崎亮氏。山崎氏は、中山間地域の活性化や公共空間の活用などを手がけている。コンセプトは「モノをデザインしないデザイナー」。ワークショップなどを通じ、地域住民自身が問題意識を持ち、主体的に「まちづくりの担い手」となれるようなコミュニティ作りに取り組んでいる。
――山崎さんは2回目の出演ですが、現在はどんなプロジェクトに取り組んでいるのですか。
コミュニティデザイナーというのは人と人との関係をつくっていく仕事なんですが、いまは横浜市で障害者の差別解消法に基づくプロジェクトを進めています。
これは色々な障害特性のある方々が、自分たちが得意としている分野を見つけてこれをうまく組み合わせて、世の中に貢献していけるようなチームを作ろうというようなプロジェクトです。
――そういった社会課題の解決もデザインしていけるものなんですね。
我々自身が解決するというよりは、地域にお住まいの方々、今回の場合だったら様々な障害特性のある方々が力を合わせて、自分たちにできる社会課題の解決につなげていくというようなプロジェクトです。
【the SOCIAL guestより】