女性の1人暮らし 部屋に屈強男で犯罪抑止
1人暮らしの女性を狙った犯罪を対象にした防犯策を大手不動産会社が開発した。キーワードは「影絵」だ。
女性の1人暮らしの部屋。女性の姿につづいて、シャドーボクシングをする男。さらに、エクササイズする男、ダンベルで体を鍛える男、アタマをふりギターを弾く男。実はこれ、すべて影の映像を映しただけのもの。1人暮らしの女性を狙った犯罪を抑止するのが目的だ。
大手不動産会社レオパレス21が提供する「Man on the Curtain(マン オン ザ カーテン)」という施策。WEBサイトに用意された映像をプロジェクターに通して投影する。ほかにも、新聞を立ったまま広げて読んだり、掃除機を入念にかける様子など日常的な姿も含め、全12種類用意。
レオパレス21・広告宣伝部の中村景一課長「屈強な男性がいるイメージ。インパクトのある映像づくりを心がけました」
犯罪者は綿密な下見をすることが多いとのことで、就寝前の投影を推奨している。利用者の反応をみたあと商品化するか決めるとのこと。今後は屈強で動きのある姿だけでなく、現実に即したシルエットも増やしていくという。
【the SOCIAL futureより】