八丈島の乳製品 作っているのは“島の味”

東京・八丈島で乳製品作りに取り組む魚谷孝之さんは、大学院でタンパク質を研究。乳製品の製造・販売会社でチーズを作る仕事を経験した後、31歳で八丈島に移住した。
こだわりは、日本では珍しいジャージー牛を飼育すること。牛舎を使わない完全自然放牧を通して、牛にも自然にも優しい乳製品作りに取り組んでいる。
――魚谷さんはなぜ、八丈島に移住してジャージー牛を飼育しているんでしょうか?
元々、旅行で島に訪れて、すごく自然が豊かな島だなと思ったんですね。ただ、その当時から島には乳製品があったんですけれども、その乳製品たちからは“島の味”がしなかったんですね。
それが不思議に思って、自分が島に行った際には“島の味”がする乳製品を作りたいなという思いのもと、島でいま乳製品を作っています。
――“島の味”というのは?
当時、僕が(島に)行った時は、外から持ってきた草を(牛に)与えていたんですね。僕が思う“島の味”というのは、島に生えている草なんかを食べさせて作る乳製品。そこから、“島の味”がすると考えています。
――その場所だからこそ飲める…なるほど。
【the SOCIAL guestより】