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社会
2018年4月28日 1:34

伊調選手へのパワハラ認定 改善策要求も

伊調選手へのパワハラ認定 改善策要求も
(c)NNN

日本レスリング協会のパワハラ問題を調査してきた内閣府は27日、伊調馨選手らに対するパワハラを認定したと発表し、協会に具体的な改善策を出すよう「報告要求」を行った。

内閣府は、日本レスリング協会の栄和人前強化本部長が伊調選手に、「よく俺の前でレスリングできるな」と発言したことなど、4件をパワハラと認めた。

さらに、去年8月のパリ世界選手権の後に栄氏が複数の人に対し、伊調選手と田南部力コーチがいないことを好意的にとらえている趣旨のメッセージを送っていたことなど5件も、「不適切な行為だった疑いが極めて高い」と、厳しく指摘した。

公益認定等委員会・山下徹委員長「非常に高いレベルの方が複数、広範囲に関与していて、なおかつ長期間にわたって、そういうことが黙認されてきたという大変大きな問題ではあります」

そして、代表選考プロセスの透明化や外部相談窓口の設置などが必要だとして、協会に来月31日までに具体的な改善策を出すよう、「報告要求」を行った。

一方、元コーチらの「告発状」で指摘された協会内の不透明な金の流れについては、さらに調査を続けるとしている。これに対し、日本レスリング協会は「真摯(しんし)に対応してまいります」とコメントしている。

一方、伊調馨選手は所属先のALSOKを通じてコメントを出した。伊調選手は、レスリング協会が内閣府から改善策の「報告要求」を受けたことについて、「レスリングに携わる者として今後の推移に期待しています」と述べている。

その上で、「現在、少しずつ身体を動かし始めております」「新しい練習環境のもとで身体と気持ちが整ったときに、皆様にお伝えできればと思っています」とコメントしている。