皇后さま 最後の「養蚕」皇居でスタート

来年の天皇陛下の退位を前に、皇后さまにとって最後となる皇居での「養蚕」がスタートした。
皇居での「養蚕」は、明治以降、歴代の皇后に引き継がれてきたもので、来年「上皇后」となる皇后さまにとって、今年は最後となる。
2日は、日本原産の野生種である「天蚕」の卵をクヌギの木につける「山つけ」という作業が行われた。皇后さまは、卵がつけられた和紙を枝にホチキスで一枚ずつ留められていた。
来年以降の養蚕をどのように引き継ぐかは決まっていないということだが、皇后さまは、「どこかで見せてあげましょう。ひとつ見ていると安心でしょうから」と話されていた。