朝日新聞・阪神支局襲撃 きょうで31年

記者2人が死傷した、朝日新聞の阪神支局襲撃事件から3日で31年。支局には多くの市民や関係者らが追悼に訪れている。
兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局には、午前9時から拝礼所が設けられ、市民や関係者らが、29歳で亡くなった小尻知博記者の遺影に手を合わせていた。
この事件は、31年前の憲法記念日の夜に、目出し帽をかぶった男が散弾銃を発砲し、小尻記者が死亡、別の記者も重傷を負ったもので、すでに時効が成立している。
市民「表現の自由は憲法にもしっかり書いてあることだし、それの一番いけないことは抹殺をすること。言論の抹殺をされた」
朝日新聞阪神支局では、小尻記者が座っていたソファや銃弾のあとが残るペンなどを午後5時まで一般公開している。