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目的に合わせ日本酒開発 世界ターゲットに

2018年5月10日 14:41
目的に合わせ日本酒開発 世界ターゲットに

「人生を変える日本酒」に出会い、WAKAZEを設立し、世界に通用する日本酒開発に挑んでいる稲川琢磨氏。既存の日本酒と稲川氏の日本酒は、これまでとはつくり方が違うという。どう違うのかを聞いた。


■稲川琢磨氏プロフィル
世界に通用する日本酒開発に挑む。社会人1年目に「人生を変える日本酒」に出会い、2016年に外資系コンサルティング会社を退職して、「WAKAZE」を設立。現在は山形県鶴岡市に移住し、日本から世界のマーケット開発に挑んでいる。


――世界に通用する日本酒づくりとは、これまでのつくり方とどう違うのでしょうか?

今までの日本酒づくりというのは、酒蔵さんが主に行うものがメーンだったと思うんですけれども、一方で僕らは、ベンチャー企業として酒蔵を持たずにつくるという“ファブレス”という製造方法を行っています。

もうひとつは、全く新しいお酒をつくっているというところがポイントです。例えば、今までであればどちらかというと、「こういった米、こうじ、酵母を使って、こういったお酒をつくろう」という発想だったんです。

それに対して僕らは「こういったお酒をまずつくろう。こういったお食事と合わせよう」というところから入って、そこから逆算してつくる酒蔵さんや使う米、こうじを決めていくというアプローチでつくっております。


――海外のマーケットをターゲットにするためには、どういったことに気をつけていらっしゃるんですか?

海外のマーケットに合わせるためには、洋食がメーンなので、洋食と合うような日本酒をつくらなければいけないと思っています。


【the SOCIAL guestより】