天皇陛下 中国・李克強首相と懇談

天皇陛下は、中国の李克強首相と初めて懇談された。
中国の李克強首相が10日午前、御所を訪れ天皇陛下は約20分間、懇談された。宮内庁によると李首相が、今回の訪日を「両国関係の長期的、安定的な発展につなげたい」と述べると、陛下は「両国の友好親善関係が増進することを希望します」と応じられたという。
また、1992年の天皇皇后両陛下の中国訪問について、陛下が「温かい歓迎を懐かしく思い出します」と振り返られると、李首相は、「日中関係において極めて重要な出来事であり、中国人民は今でもよく覚えています」と述べたという。そして、中国からトキのつがいが提供されることについて、陛下が、感謝の意を伝えられたという。
陛下と中国の首脳との懇談は、温家宝前首相以来、8年ぶり。