西鉄の列車ドア、開いたまま走行 福岡

福岡県春日市で15日、西鉄・天神大牟田線の列車が、ドアが開いたまま走行したことが分かった。国の運輸安全委員会は、重大インシデントと認定した。
15日午後4時50分ごろ、福岡県春日市の西鉄天神大牟田線・春日原駅で、上り普通列車のドアが開いたまま発車したのをホームにいた客が見つけ、車掌に伝えた。4両編成の3両目のドアが約40センチ開いていたが、車掌は停車を指示せず、次の駅まで走行した。
西鉄のマニュアルでは、走行中にドアが開いていた場合、すぐに列車を停止させて点検するとしているが、守られていなかった。
国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大インシデントと認定、16日午後に調査官が現地入りし、乗務員から聞き取り調査を行うことにしている。