「日本貨物航空」に国交省が立ち入り検査
貨物専門の『日本貨物航空』で、大規模な修理が必要な機体を適切に整備しないまま運航が続けられていた問題を受け、国土交通省が立ち入り検査を行った。
国土交通省が立ち入り検査を行っているのは、日本貨物航空の本社。日本貨物航空は、去年と今年の2度にわたり、機体に「航空事故」にあたる大規模な損傷が発生したにもかかわらず、1件は小さな損傷として報告し、もう1件については報告していなかった。
国交省によると、いずれのケースでもしばらくの間修理せずに運航が続けられていて、2件のほかにも、適切に点検や整備がされていなかったケースが確認されている。
国交省は、立ち入り検査で、書類の確認や関係者への聞き取りを行い、正確な報告がされなかった経緯などを調べていて、検査の結果を踏まえて、日本貨物航空に対する処分を検討することにしている。