“沖縄島北部や西表島”推薦取り下げへ

世界自然遺産への登録を目指している沖縄島北部や西表島などについて、政府は、推薦をいったん取り下げることを決定した。
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産への推薦取り下げは、1日朝の閣議で了解された。これは先月、ユネスコの諮問機関が「推薦書の本質的な改定が必要」などとして、世界遺産への登録を延期するよう勧告したことを受けたもので、政府は、今回の取り下げについては再推薦に向けた速やかな調整のためであり、「早期に推薦書を再提出するのが最良な近道であると判断した」と説明している。
政府は今後、4つの島による構成は維持した上で、沖縄島北部でより広い地域を含めるなどの調整をし、早ければ来年2月にも改めて世界自然遺産に推薦する方針。