「タイムスリップ写真」撮る親子のこだわり
まるで戦前に撮影した白黒写真のようにみえるが、実は現代の写真だ。こんな「タイムスリップ写真」を撮り続ける親子に密着した。
昭和にタイムスリップする親子。この格好で阿部さん親子は昭和にタイムスリップしたような写真を撮影している。そのこだわりがすごい。
親子で理容師をしていて、目指すは戦前の日本男児だという。服は1930年代の古着でインターネットなどで見つけた古着を直して着ている。戦前のようなスタイルに着替えて準備完了。
阿部さん親子はどこでもこの格好で現れ、戦前の日本の面影が残る場所を探して撮影する。窓枠が戦前ぽいというお店の前で撮った写真。
ほかの雰囲気のよさそうな場所では…
阿部さん「おしいですね。看板だけでも雰囲気を合わせてやればいいのに」
看板や周りの雰囲気が合わないという。
また別の場所では…
阿部さん「柵が邪魔しちゃってるんだよな」
タイムスリップ写真が撮れると思うような場所でも、現代を感じさせるものが入ると思うような写真にはならないという。
大正13年に建てられたというホテル。こうした場所を探しては、親子で訪れて写真を撮っている。
阿部さん「いいねこれ。白洲次郎だよ。これお父さんの遺影にしてあげる」
阿部さんのお父さん「いやいやいや、俺は絶対100近くまで生きる」
遺影にはまだ早いよというお父さんだったが、お気に入りの1枚が撮影できた。
阿部さん「あくまで戦前の日本人がテーマで、一番男性がエレガントを極めていた時代だと思うので」
撮った写真はアプリで加工し、インスタグラムで公開している。
【the SOCIAL viewより】