皇太子さまが目指す天皇は…歴代天皇に学ぶ

残り1年を切った新天皇の即位。足かけ20年にわたって皇室取材に関わる日本テレビ報道局の皇室担当・森浩一記者が、即位を控えた皇太子ご夫妻の“いま”を語る。
――陛下の退位、そして新天皇の即位まで1年を切りましたが、皇太子や雅子さまはどのような準備をなされているのでしょう?
皇太子さまは、生まれながらにして天皇を継ぐというお立場ですから、幼い頃から昭和天皇、そして今上陛下のお姿を間近でずっとご覧になってきて、「どういう象徴天皇になろうか」ということは、ずっと考えられていると思います。
さらに付け加えるとすれば、最近、歴代の天皇がどういったことをされてきたのかをお調べになっています。皇太子さまは歴史学者でいらっしゃいますから、例えば、ご公務で京都に行かれたときの合間を見てお調べになったりしていて、どういう天皇を目指そうかということを固められているそうです。
それから、雅子さまも最近は非常に堂々とされてきたと、近くにいる方がおっしゃっています。先月、15年ぶりに赤十字大会に出席されたんですけど、そこで皇后陛下が、雅子さまを「次の名誉総裁ですよ」と紹介されるような場面もあって、着々と準備を進められているんだなというような感じを受けます。
■森浩一プロフィル
日本テレビ報道局・皇室担当記者。足かけ20年にわたって皇室取材に関わり、天皇・皇后両陛下のお姿を間近に見続けてきた。来年の天皇陛下退位に向け、大きく動く皇室の取材を続けている。
【the SOCIAL guestより】