高槻市で雨降り続く 被災者から不安の声

最大震度6弱を記録した大阪北部の地震は発生から3日目。大きな被害が出ている茨木市や高槻市では20日、ほとんどの小中学校で授業が再開された。
女の子がブロック塀の下敷きとなり死亡した小学校は20日も休校しているが、雨の中、花を手向け手を合わせる人の姿があった。
高槻市内では20日未明から雨が降り続いていて、被災された方からは不安の声が聞かれた。
被害を受けた家屋は、ブルーシートで覆うなどの応急的な処置がされているが、シートが足りず屋根がむき出しの場所もある。大阪府は、6000枚のブルーシートを配布する予定で、雨の対策が急がれている。
一方、被災地では、ほとんどの小中学校で20日から授業が再開され、先生たちが危険な場所を避けて登校するよう指導していた。高槻市では、地震のあと複数の学校で建築基準法に違反した構造のブロック塀が見つかっていて、安全対策が急がれている。
高槻市ではすでに雨のピークは越えたとみられるが、地震に加え雨で地盤が緩んでいるため、引き続き警戒が必要。