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横浜市大病院「がん疑い」共有せず患者死亡

2018年6月26日 1:19
横浜市大病院「がん疑い」共有せず患者死亡

神奈川県の横浜市立大学付属病院は、60代の男性患者の腎臓がんの疑いを院内で共有せず、男性が死亡したと発表した。

横浜市大病院によると、2012年10月、60代の男性患者の心臓の治療のためにCT検査を行った際、放射線科の医師が、腎臓がんの疑いがあると診断していた。

しかし、CT検査の本来の目的とは異なる臓器の結果だったため、放射線科の医師から心臓を担当する主治医に直接、がんの疑いを伝えなかった。

その後、この男性は、別の病院での検査でがんが肺に転移した疑いが判明したという。男性は、最初のCT検査から約5年半後の今年4月に死亡した。

横浜市大病院は、再発防止のため、電子カルテに未確認の画像診断書の一覧を表示して、医師に注意喚起するなどのシステム改修を行うとしている。