6歳未満の男児が脳死判定 臓器提供へ

東京都内の病院で先月30日、6歳未満の男の子が脳死と判定され、心臓や肺などが提供されることになった。
日本臓器移植ネットワークによると、脳死と判定されたのは東京都内の病院に入院していた6歳未満の男の子。男の子は頭にケガをして集中治療を受けていたが、意識の回復が難しく、先月30日午前9時48分に脳死と判定された。
摘出手術は1日の予定で、心臓は10歳未満の女の子に大阪大学病院で移植されるほか、肺、肝臓、腎臓と小腸も提供される予定。
家族は、「私達の切なる願いは、この決断が移植待機中の御家族の苦しみを和らげ、希望となることです。その御家族を笑顔にし得る息子を心から誇りに思います」とコメントしている。
6歳未満からの提供は8例目となる。