「ハザードマップの確認」浸透率上げるには

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「ハザードマップ 確認してる?」。様々なブランドのイメージを作りだす仕事をしている外所一石氏に話を聞いた。
大手損害保険会社が行ったアンケートによると「ハザードマップ」などで自宅周辺の災害リスクを確認しているかたずねたところ「確認していない」と答えたのは68%に上った。
ネット上ではこんな意見が見られた。
「せっかくある地図、有効に使わないと損」
「ハザードマップは参考 各自の取り組みによる」
「ハザードマップが詳細すぎて読み取れない」
――この話題について外所さんの意見をフリップに書いていただきました。
「鬼ごっこ」です。
元来、鬼ごっことか節分に出てくる鬼というのは、災害とか疫病をあらわしていたんですね。先人たちがこうして大切なメッセージを遊びとかゲームに入れて伝えてきてくれたものもあるので、もう1回そこを見直して、ハザードマップを生かしたゲームみたいなものを作っていけたら、もっと浸透率が上がるのではと思っています。
――子どもたちにはとても分かりやすいかもしれないですよね。
先人たちが考えてきたゲームを大人も交えて一緒にやっていけるとすごく伝わりやすくなったり、マップに対して興味をもってくれたりすると思います。
――具体的にはどんなふうになるのでしょうか。
「高鬼」でいうなら、高いところに逃げた方が勝ちというものがあって、あれは公園内で身近なものでやると思います。鬼ごっこであれば避難所に逃げるとか、マラソン大会のゴールをそこにするだけでも、みなさんが避難所がどこにあるのかというのが入ってきやすいと思います。
――鬼役と人役で分かれて学んでいくというような…どちらかが勝つとかそういうことになるのですか。
勝ち負けを入れた方が浸透しやすい場合と、そうではない場合とあると思います。マラソンも勝ち負けが出てしまうのですが、ゴールの設定をそこにするだけでもだいぶ変わってくると思います。
――避難訓練を鬼ごっこのようなカタチでできるといいですよね。
【the SOCIAL opinionsより】