西日本豪雨 避難呼びかけ基準の運用早める

西日本豪雨で甚大な被害が出た地域について、自治体がさらなる被害を防ぐために住民に避難を呼びかける基準を通常より早めていることがわかった。
広島県では、西日本豪雨で砂防ダムや堤防が壊れており洪水や土砂災害が発生しやすくなっている。
呉市は、天応地区などで、通常「土砂災害警戒情報」が発表された際に住民に避難をうながす「避難勧告」を、一段階、警戒レベルを上げて「避難指示」にする運用を始めた。早めに避難を呼びかけることで、これ以上の犠牲を防ぎたい考え。
こうした運用は坂町などでも始まっている。
被災地では19日も復旧作業が行われているが、午前中から30℃を超える猛暑となっている。このため、復旧を支援するボランティアの活動を、熱中症への警戒から、これまでより2時間短縮するところも出ている。