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台風12号に関する総合情報(10:45)

2018年7月29日 10:45

 気象庁によると、台風第12号は、次第に速度を落としながら西日本を西に進む見込み。西日本や東日本では土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を。西日本では暴風や高波、高潮にも警戒・注意が必要。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
台風第12号は、29日9時には倉敷市付近にあって、1時間におよそ35キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。

 台風は、陸上を進んだため勢力をやや弱め、暴風域はなくなりましたが、29日は非常に強い風を伴って西日本を西に進む見込みです。また、台風は次第に速度を落としながら30日にかけて九州の西に進むため、西日本では台風による影響が長時間続くおそれがあります。

[防災事項]
[大雨]   
 台風を取り巻く発達した雨雲がかかり、西日本では1時間に30ミリ以上の激しい雨の降っている所があります。また、東日本と近畿地方では、これまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があります。
 西日本では、台風の影響により30日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。また、台風の通過した、西日本や東日本の地域でも、南よりの暖かく湿った空気が流れ込むため、太平洋側の南斜面を中心に大雨が続くおそれがあります。

 30日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
   四国地方、九州北部地方、九州南部      200ミリ
   東海地方                  150ミリ
   中国地方                  100ミリ
          
 31日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
   四国地方               100から200ミリ
   東海地方、九州北部地方、九州南部   100から150ミリ
 の見込みです。

 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[暴風・高波・高潮]
 台風の接近に伴って、西日本の海上を中心に非常に強い風が吹き、海はし
けています。

 30日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
   四国地方、中国地方       23メートル(35メートル)
   九州北部地方          20メートル(30メートル)
                
 30日にかけて予想される波の高さは
  東日本太平洋側、中国地方、九州北部地方、東北地方 5メートル
です。  
 非常に強い風やうねりを伴った高波に、注意・警戒してください。

 また、年間でも潮位が高い時期となっており、西日本では高潮に警戒・注意してください。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してください。次の「平成30年 台風第12号に関する情報(総合情報)」は29日17時頃に発表予定です。

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