鈴木大地長官 暴力批判、パワハラは調査を
元コーチから暴力的な指導を受けていた体操の宮川紗江選手が「協会幹部のパワハラを受けた」と主張している問題で、スポーツ庁の鈴木大地長官は、コーチによる暴力を厳しく批判した上で、パワハラについては今後の調査を見守る考えを示した。
鈴木長官「パワハラ問題の前にコーチが選手に対して暴力行為を行ったことから始まっている。選手に対し指導者が暴力を行うのは断じてありえない」
鈴木長官は、このように話した上で、「指導者は暴力を使わないで良い指導ができるようにしないといけないし、選手も暴力的な指導は間違っていると認識してほしい」と強調した。
一方、宮川選手が「協会幹部からパワハラを受けた」と主張していることについては、日本体操協会による第三者委員会の調査をまず見守る考えを示した上で、「スポーツ選手たちが声を出して行くことが大事だ」として、競技団体を通さずに直接SNSなどで相談できるような方法を検討したいと話した。