子どもの面倒、家族以外で誰がみる?

世の中で議論を呼んでいる話題について、意見を聞く「opinions」。今回の話題は「子供の面倒 家族以外で誰がみる?」。重松大輔氏に聞いた。
ベネッセ教育総合研究所が行った就学前の幼児を持つ母親への調査で、「平時以外で、子どもの面倒を見る人など」について聞いたところ、「配偶者・パートナー」78.0%、「祖父母や親せき」62.7%という回答結果だった。また、「友人」8.8%、「近所の人」5.1%、「いない」と答えた人も4.3%いた。
――こうした調査結果がありますがどう思われますか。
『子育てシェアリング!!』を私は心がけています。私も共働きで、妻も会社を経営していて、子ども3人いるんですね。
――大変ですよね。
はい、本当にてんてこ舞いで。やっぱり自分たちだけで抱え込んでしまうと、これは回らなくなってしまうんですよね。なので、私たちは「子育てシェアリング」をテーマとして、両家両親や親せきは当然のこととして、近所のパパ友、ママ友、あとはシルバー人材センターで、近所のおばさんたちにも子どもをみてもらったり、あとは場合によっては会社に連れて行って、会社のメンバーにみてもらったり…とにかく巻き込みまくってではないですけど、巻き込む代わりに、自分が協力できるタイミング…例えば、どしゃぶりの雨の日に保育園に連れて行く時、一家族だけで連れて行くのももったいないので、近所の方もまとめて連れて行くとか、そういったことをしたりとか。
そこで生まれる10分20分とかでも、お父さんやお母さんは別のことができますし、とにかく、あまり変なプライドは持たずに、どんどん周りを巻き込んで頼るといったことをやっていかないと、子どもって増えていかないし。
――重松さんは、巻き込み力がすごいですね。
ええ、巻き込んでいかないと子どもたちは大変なので。
■重松大輔氏(42)プロフィル
空きスペースのマッチングサービスを手がける。大学卒業後、NTT東日本で法人営業などを担当。退社後はスポーツ写真を販売する「フォトクリエイト」の新規事業立ち上げも手がけた。その後、「スペースマーケット」を創業し、国内外の空きスペースを時間単位で貸し借りできるサイトを運営している。
【the SOCIAL opinionsより】