海底探査競うチーム・クロシオ ロボ公開

無人探査ロボットによる海底探査を競う日本の探査チーム・クロシオが、国際レースの決勝戦出場に向けて海中ロボットなどを公開した。
チーム・クロシオは、海洋研究開発機構や東京大学などが参加する産学官合同の海底探査チームで、アメリカの財団が主催する国際レースで決勝戦への進出が決まっている。
レースでは、全長5.6メートル、重さ約2トンの海中ロボットを水深4000メートルの海底に降ろし、音波を使って海底の地形などを調査し、制限時間内にいかに精密な海底地図を作れるかを競う。
11月から始まる決勝戦には、チーム・クロシオのほかにアメリカやドイツなどから合計8チームが参加する予定で、優勝チームには約4億5000万円の賞金が贈られる。
レースで培われた技術は、今後、海底資源の探査などに役立てられるという。