ＬＧＢＴについてのコラムを発端に、批判が相次いでいる雑誌『新潮４５』の休刊が決まった。

『新潮４５』は、８月号に、自民党の杉田水脈衆院議員が、ＬＧＢＴのカップルは「子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと書いたコラムを掲載した。さらに、１０月号で、このコラムを擁護する特集企画を展開すると、新潮社の内部や作家などからも、批判が相次いだ。

こうした中、新潮社は２５日、新潮４５を休刊すると発表した。新潮社は、「部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていた」などと説明している。そして、「このような事態を招いたことについておわびする」とし、佐藤社長と担当役員を減俸処分とした。

２５日夜、その新潮社の前では、５０人ほどが抗議行動をした。

デモの参加者「ただ生きてるっていうことが受け入れられない。そういう考え方をするっていうのが絶対許せない」

デモの参加者「休刊という形をとるのではなく、どういう文章を載せるのが適切か、もう一度はっきりしてもらってから、今後について詳しく聞きたい」