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玉城デニー氏当選「新しい基地造らせない」

2018年10月1日 0:40
玉城デニー氏当選「新しい基地造らせない」

翁長雄志知事の死去に伴う沖縄県知事選挙は9月30日に投票が行われ、翁長氏の後継として、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対を掲げた玉城デニー氏が初当選した。

玉城デニー氏「(翁長知事は)新しい基地を造らせないというその言葉を、思いを、命を削って全うしようとしたということが、多くの県民の皆様の気持ちにしっかりと宿っていたというふうに思っていますし、辺野古に新しい基地を造らせないというこの誓いは、私はしっかりとぶれずにこれからも全うしていきたいというふうに思います」

玉城氏は58歳。沖縄市議会議員などを経て、2009年から衆院議員となり、自由党の幹事長を務めていた。

玉城氏は、亡くなった翁長知事の後継候補として普天間基地の辺野古移設反対を訴え、自民党や公明党などが推薦した無所属新人の前宜野湾市長・佐喜真淳氏らを破った。

沖縄県知事選の投票率は、4年前の前回の知事選より0.89ポイント低い63.24%だった。

沖縄県は、翁長氏の遺志を受け、辺野古の埋め立て承認を撤回しているが、当選した玉城氏はこの方針を引き継ぐ考えを強調している。