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保育士らが一斉に退職 世田谷区の2施設

2018年11月5日 22:51
保育士らが一斉に退職 世田谷区の2施設

10月末、東京・世田谷区の複数の保育所で、保育士らが一斉に辞めるなどのトラブルが相次いでいたことがわかった。

トラブルがあったのは、世田谷区にある企業主導型保育所2施設。

児童育成協会によると10月31日、世田谷区上北沢の保育所で、保育士5人を含む職員7人が一斉に退職したという。この施設は翌日から休園している。

また、同じ会社が運営する世田谷区赤堤にある保育所でも、同じ日に保育士6人を含む職員11人が一斉に退職したという。

協会によると、辞めた保育士らは「給料の未払いがあった」などと話しているという。

一方で、運営会社の代表は日本テレビの取材に対し、給料の未払いはなく、遅れたことや減額したこともないとしている。

運営会社「こどもの杜」和田勝海代表取締役「僕らも運営していて 予算が潤沢なわけではないので、コストダウンをさせていただくとか、現場にもお願いしていて、その中で、皆さん(職員)が『経営大丈夫なの?』と、不安をお持ちになったのだろうと思います」

その上で、まずは保育士の確保を最優先し、速やかに正常な運営に戻していきたいとしている。

また、東京都は5日に、赤堤にある保育所に巡回指導をおこなったことを明らかにした上で「基準を満たす保育従事者がいることは確認した。現状、保育には問題ない」とコメントしている。