京成線トラブル 原因は台風による「塩害」
先月、京成線の電線から出火し、全線で10時間以上にわたって運転を見合わせたトラブルについて、京成電鉄は、台風に伴う「塩害」により複数の電気設備でショートしたことが原因だったと断定した。
このトラブルは、先月5日、京成線の複数の電線から出火し、全線で運転を取りやめたまま、10時間以上再開できず、一部区間では終電まで運転を見合わせるなど、およそ45万2000人に影響が出たもの。
京成電鉄は27日、このトラブルについて、9月30日から翌日にかけて関東に接近した台風24号で巻き上げられた海水の塩分が電気設備に付着した「塩害」により、複数の高圧配電線がショートしたことが原因だったと発表した。
京成電鉄は、再発防止策として、電気設備の拭き掃除を行ったほか、来年度のできるだけ早い時期までに、電気設備の部品をより塩害に強いタイプに交換するなどとしている。