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IOC会長“南北協議の場を設ける考え”

2018年11月29日 16:57
IOC会長“南北協議の場を設ける考え”

IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長は、スポーツを通して韓国と北朝鮮の融和を進めるため、来年初めにも、両国の政府やオリンピック関係者と協議する場を設ける考えを示した。

これは、東京で開かれているANOC(=各国オリンピック委員会連合)の総会で、バッハ会長が明らかにしたもの。北朝鮮の金正恩委員長は今年3月、訪朝したバッハ会長に、2020年の東京オリンピックに参加する意向を伝えたほか、韓国と北朝鮮は合同チームの結成も検討している。

ANOCの総会では、休憩中に北朝鮮のオリンピック委員会の委員長を務める金日国体育相が、韓国側のオリンピック関係者と話し合う場面も見られた。韓国と北朝鮮は今後、IOCとの協議の場で、東京オリンピックへの具体的な参加の仕方や、共同開催を目指す2032年の夏季オリンピックなどについて話し合うとみられる。

また、28日に行われたANOCの表彰式では、平昌冬季オリンピックで結成されたアイスホッケー女子の韓国と北朝鮮の合同チームが、「スポーツを通じて世界に希望を与えた」として表彰された。