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新品ブランド服“タグ変えて値引き”なぜ?

2019年1月11日 15:52
新品ブランド服“タグ変えて値引き”なぜ?

新品ブランド服が、タグを変えただけで最大7割引きに!約2万円だった日本製スカートが1万3000円、1万5000円近くだったセーターは9000円です。安いだけでなく、これらの洋服には、ある問題を解決する狙いがありました。

廃棄量は年間で約100万トン。30億着ほどが捨てられているというアパレル製品。そんな課題を解決しようと生まれたのが「Rename(リネーム)」という仕組み。在庫処分に困ったブランド服を買い取り、タグを変えて生まれ変わらせ、再び消費者へ安く提供しています。在庫が積み上がっても大幅な値下げでブランド価値は毀損(きそん)できない。そんなアパレル業界のニーズにも対応しています。

「コストを落とすために大量生産をして、残ってしまえば変な話、廃棄してもいいみたいな。そういったビジネスのやり方は一部であったんじゃないのかなと」「社会的な背景で廃棄も許されなくなりつつあって、相談をいただくってことは増えてきている」(「Rename」を運営する津田一志さん)

環境問題について関心が高まる昨今、運営会社は消費者にも訴えていきたいといいます。

「『Rename』された服を着ることによって消費者の方も持続可能な社会に貢献できる。そういったものになっていけばいいなと思っています」(津田一志さん)

これらの洋服は専用サイトを中心に購入可能です。


【the SOCIAL trendより】