原子力施設内で放射性物質漏れる作業員無事
30日午後、茨城県東海村にある原子力施設の中で放射性物質が漏れる事故が起きた。環境への影響はなく、作業員も無事だった。
事故があったのは、東海村にある日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学研究所の中。午後2時24分頃に放射性物質を検知する警報が鳴ったという。この研究所の外で、放射線の量を示す数値に変化はなく、茨城県は環境への影響はないとしている。
当時、10代から50代の9人の協力会社の作業員がいて、核燃料物質を、ためてある容器ごと移動させる作業をしていたという。すぐに隣の部屋に退避し検査した結果、9人とも放射性物質を吸い込んだり、皮膚についたりしていなかったという。