三陸鉄道リアス線開通 宮古─釜石8年ぶり
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県沿岸部を縦断する三陸鉄道リアス線が、23日、開通した。宮古─釜石間は8年ぶりの運行再開。
再開したのは震災で不通となっていた宮古─釜石間55.4キロ。JRから三陸鉄道に移管され、8年ぶりの鉄道再開となった23日は、記念列車が運行され歓迎イベントが行われた。
この再開で三陸鉄道は、久慈から大船渡市の盛まで沿岸部を一本でつなぐ国内で最も長い第3セクターの路線「リアス線」として新たなスタートを切った。
記念列車に乗車した釜石の住民「最高だった。皆さんに歓迎されてうれしかった」
ホームで歓迎した釜石の住民「三鉄が頑張っていると、自分たちも頑張れる気がするので、『頑張れ三鉄』と言いたい」
釜石市では今年秋にはラグビーワールドカップの試合も予定されていて、三陸鉄道では、被災地の希望になるよう利用者の増加を図っていきたいと話している。