特殊詐欺などの被害撲滅のため「わんわんパトロール」を実施 警視庁

警察官をかたる特殊詐欺の被害が急増するなか、東京・府中市では警察犬や地域住民の飼い犬が被害防止のためのパトロールを行いました。
21日、府中市で行われたのは特殊詐欺などの被害防止を呼びかけるための「わんわんパトロール」です。このパトロールには警察犬のほか、地域住民とその飼い犬が参加し、電話で振込の指示を受けている高齢者などがいないかコンビニやATMなどを見回りました。
警視庁府中署管内では、今年に入って、すでに15件の特殊詐欺が発生し、被害総額は約6770万円にのぼっています。その多くは、実在する警察署の番号を電話に表示させた上、警察官を装って現金をだましとる特殊詐欺だということです。
このほかにも電話番号の頭に「+1」や「+81」がつく、国際電話を利用した詐欺被害も依然として確認されていて、府中署は「固定電話で海外との国際電話を必要としない人は警察署や最寄りの交番で国際電話利用休止を申し込んでください」と呼びかけています。