“キック”で折られ約1か月…ばいきんまんの「ツノ」修復 高知市
6月、高知市にある「ばいきんまん」の石像が蹴り倒され、ツノが折られる被害がありましたが、26日、修復作業が行われ、無事に元の姿に戻されました。
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記者(今月6日)
「こちらのばいきんまんの石像ですが、左のツノが折れています」
6月、左のツノが折れているのが確認された高知市の大通りに設置されている「ばいきんまん」の石像。今月9日には、石像を蹴り倒して壊した疑いで、香川県内に住む男が逮捕されました。
ただ、トレードマークのツノはというと、しばらく折られた状態のままでした。被害が確認されて1か月以上が経過した26日、石材店のスタッフがツノを元の場所に接着し、継ぎ目の部分が目立たないよう色を塗って、修復は完了しました。
記者
「蹴り倒されて折れてしまったという、ばいきんまんのツノ。今、懸命な治療が行われています」
元通りとなったツノは、中に鉄の芯を入れて補強している他、像の本体も、あらためて接着剤で台座に固定したということです。
石材店の担当者
「見て楽しんでもらえるのが一番いいと思うので、ばいきんまんと戦うようなことはしないでもらいたい」
高知市は、接着剤が乾くまで、ばいきんまん像にしばらく手を触れないよう呼びかけています。