社会
2019年10月19日 17:42
台風上陸から一週間 断水続く茨城・大子町

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記録的な大雨で、東日本各地に甚大な被害を引き起こした台風19号の上陸から19日で1週間。茨城県では、大子町など一部の地域で現在も断水が続いている。
大子町によると1週間がたったいまも371軒で断水が続いているという。自衛隊が給水を行っているほか、山間部では役場の職員が個別に訪問して水を配っていた。
茨城・大子町役場職員「高齢者の方が多いので、なかなか給水所に行けない方もいるので、個別に回って水を給水しています」
町内の介護老人保健施設では一階が浸水したため、91人の利用者は二階の多目的ホールなどにベッドを移してしのいでいる。現在も、不便な生活が続いているという。
介護老人保健施設「やすらぎ」安達栄冶郎施設長「配線がショートしていますから(お風呂が)使えないということですね。介護度が高い方はお湯が出てもここではお風呂が使えない状態」
介護用の浴槽がすべて使えなくなり、職員が体を拭くなどして対応しているという。
安達施設長「ここまで感染症が出ていないのが非常に幸運だ」
茨城県では、現在も水戸市など4市町村で313人が避難所での生活を強いられているという。