今月19日から山火事が相次ぐ岩手県大船渡市で26日、新たに山火事が発生し、住宅など少なくとも84棟に被害が出ています。中継です。

大船渡市三陸町綾里からお伝えします。山火事が起きている北側から、安全を確保した上でお伝えしています。現在、白い煙がモクモクと広範囲にわたって半島を覆い尽くしています。

26日は強風の影響で、上空からの消火活動が行えませんでしたが、27日朝からは、ヘリコプターによる消火活動が行われています。

記者（ヘリコプターから）「家でしょうか、小屋でしょうか、火が燃え移っています」

26日午後、大船渡市赤崎町合足（あったり）の水門付近で発生した山火事。警察によりますと、火災が起きているのは合足地区、三陸町綾里の小路（こじ）地区などです。

県によりますと、600ヘクタール以上が焼け、住宅など少なくとも84棟に被害が出ているとみられています。

避難している人「避難してくるときには、我が家にも火の手が迫っていた。多分、燃えて、なくなっているだろうと思って」

現在も873世帯、2114人に避難指示が出されています。

沿岸の南部には10日連続で乾燥注意報が出ていて、周辺住民にとって不安な日々が続いています。