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2020年2月7日 19:38

B-1優勝・シロコロホルモン消滅か?何が

B-1優勝・シロコロホルモン消滅か?何が
(c)NNN

「B-1グランプリ」で優勝したこともある、神奈川県厚木市のご当地グルメ「シロコロホルモン」がピンチに直面している。なんと、「シロコロ」という名称が使えなくなるという。

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「シロコロ」は、「シロ」と呼ばれる豚の大腸を焼いたホルモン料理で、火を通すとコロコロと転がることから名付けられた一品。味噌だれと脂との相性が抜群で、地元の神奈川県厚木市では昔からなじみ深い料理だというが、2008年「B-1グランプリ」で優勝したことをきっかけに知名度が急上昇。

「シロコロ」目当ての観光客も増え、厚木市を代表するご当地料理となったが今、ある問題が――。なんと今後「シロコロ」という名称が使えなくなるという。いったい、どういうことなのだろうか。

問題となっているのは「シロコロ」という名称の商標権。「厚木シロコロ・ホルモン」の商標権を持っているのは、有志の市民らの団体「厚木シロコロ・ホルモン探検隊」の中村さんら2人。食を通じての街づくりを目指し、「シロコロ」のブランド化に尽力してきた。

一方、厚木市は団体と協力して「シロコロ」を活用したPR活動を展開。

しかし、去年9月両者の協力関係に暗雲が…。団体側は「役割は終えた」などとして団体の解散を決断。「シロコロ」の商標権については、厚木市への譲渡を申し出たという。

しかし――。

厚木市観光振興課・小野間善雄課長「条件が整わないことから今回、シロコロの商標権については特に譲渡は受けないという形となりました」

条件面で折り合わず、市が買い取りを見送ったため商標権の行方が宙に浮いてしまっている。

元厚木シロコロ・ホルモン探検隊・中村昭夫さん「まあ、がっかりですけどね。12年も厚木のためにと思って」「1日で1万5000食とか販売実績があるし、それだけの価値観、魅力はあったと思います」

元厚木シロコロ・ホルモン探検隊・小野塚徳博さん「私たちが一生懸命やってきたことは、役所にはどう見えていたのか」

譲渡金額は非公開ということだが、商標登録にかかった費用や活動経費などが含まれているという。

厚木市は、すでにガイドブックやポスターから「シロコロ」の文言を削除するなど粛々と対応。そのため、中村さんらは民間企業などへの譲渡を検討しているが、現時点では今後「シロコロ」の名称が店のメニューなどから消えてしまう可能性が高いという。

全国区となったご当地料理は、このまま消滅してしまうのだろうか。