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施工不十分で架線断線…パンタグラフに当たったことが原因か JR山手線トラブル

2025年5月23日 14:01
施工不十分で架線断線…パンタグラフに当たったことが原因か JR山手線トラブル

JR山手線の外回りで22日夜、複数の列車のパンタグラフの一部が曲がり、23日朝まで運転をとりやめたトラブルで、架線設備の施工が不十分なため架線が断線し、パンタグラフに当たったことが原因とみられることがわかりました。

JR山手線で22日夜、外回りを走る21本の列車に、電気を取り入れるパンタグラフの一部が曲がっているのが見つかり、外回りは22日夜から、内回りは23日の始発から23日朝まで、運転を見合わせました。

現在は、ほぼ通常通りの運転となっていますが、2日間でおよそ25万人に影響が出たということです。

JR東日本は、23日午後、新橋駅近くの架線設備のうち、架線に電流を流す装置と架線の接続が不十分で、熱を帯びた結果、断線し、垂れ下がった架線に、パンタグラフが当たったことが原因だと明らかにしました。

接続部分は去年11月に施工したばかりで、施工時に何らかの理由で、接続が不十分になった可能性があるとしていて、24日の始発までに、山手線や京浜東北線、東海道線、中央線にある、直近1年間で工事を行った同様の接続部50か所を緊急点検するということです。

一方、中野国土交通大臣は、23日の閣議後の会見で、JR東日本に対し、原因究明と再発防止策の検討を指示したと明らかにしました。

最終更新日:2025年5月23日 14:28
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