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拉致被害者家族らアメリカに出発 「必ず解決を」議員らに協力要請へ

2025年4月29日 12:07
拉致被害者家族らアメリカに出発 「必ず解決を」議員らに協力要請へ

北朝鮮による拉致被害者の家族らが、解決に向けた協力を要請するため、アメリカの首都ワシントンに向けて出発しました。

アメリカを訪問するのは、家族会代表で横田めぐみさんの弟の拓也さん、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんらです。

拉致被害者家族会 ・横田拓也代表(56)
「50年近く私達の家族を拘束していることを必ず解決してほしい (一緒に)戦ってほしい。日米が協力してこの問題に向き合って取り組む必要があるということを伝えていきたいと思っています」

田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さん(48)
「我々の家族を救うためにアメリカの強力なバックアップが必要なのでその点を強く訴えていきたい」

家族らは、国務省の関係者や上下両院の議員らに面会し、解決に向けた協力を求める予定で、今年2月に拉致被害者有本恵子さんの父・明弘さんが亡くなったことを受け、恵子さんの写真や、トランプ大統領が明弘さんに宛てた手紙のコピーなどを見せるということです。

日本に帰国できていない政府認定の拉致被害者の親世代は、横田めぐみさんの母・早紀江さんだけになっていて、横田代表は、「時間がないということを伝えたい」としています。

最終更新日:2025年4月29日 12:07