ライブハウス 無観客ライブを生配信
新型コロナウイルス感染拡大において、大阪のライブハウスなどが「クラスター」とされたが、そのほかのライブハウスでも、キャンセルが相次ぐなど、甚大な影響が出ている。
そうした中、無観客でライブを行い、生配信する新しい取り組みが始まっている。
東京・渋谷区のライブハウス「代官山UNIT」は、大阪のライブハウスで新型コロナウイルス感染が拡大したことなどを受け、2月下旬からキャンセルが相次ぎ、収入がほぼない状態が続いている。
代官山UNIT・徳尾隆昌プロデューサー「ざーっと一斉にキャンセルが始まって。収入はもうないです。全部キャンセルなので、お客さんも来ていただけないので、ないです」
こうした状況の中、このライブハウスでは、無観客でライブを行い、YouTubeで生配信する取り組みを始めた。初めての配信となった22日は、マスク着用やアルコール消毒など感染防止を徹底したライブハウスに、久しぶりにスタッフが集まった。
その後、配信が始まると、音楽ユニット「パソコン音楽クラブ」がおよそ60分間で全17曲を披露した。
パソコン音楽クラブの西山真登さんと柴田碧さんは、取材に対し、「(ライブの)選択肢を広げるようなスタイルになるのではないかなと。普段やったことがないので、新鮮に取り組めて面白かった」と話した。
22日は、800人以上が同時間帯にネットを通じて鑑賞。このライブハウスでは、今後アーティストやスタッフの活動の場を作りながら、クラウドファンディングなどのシステムも取り入れていくとしている。